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相原 純; 北條 喜一; 古野 茂実*; 石原 正博; 林 君夫
Journal of Electron Microscopy, 51(2), p.93 - 98, 2002/05
被引用回数:6 パーセンタイル:20.46(Microscopy)SiCは高温用・耐放射線用構造材料及び半導体として期待される材料である。照射下での使用が考えられることから照射下の挙動及び焼鈍による回復に関する基礎的研究は重要である。本研究では透過型電子顕微鏡観察下で-SiCをイオンで室温照射し、照射後焼鈍による組織変化をその場観察した。照射種としては不活性ガスであるNeイオンを用いた。イオンフルエンスを変え、5種類の試料を照射し、400-1100の範囲で等時焼鈍した。照射により、5種類の照射はすべて非晶質化した。焼鈍により、だいたい同じようにエピタキシャル成長が起こった。照射量の多い試料では1000、照射量の少ない試料では1100焼鈍によって大量の新しい結晶核が生成した。また、1000焼鈍によって、大量の核生成が起こった試料でも起こらなかった試料でもバブルの成長もしくは生成が観察された。核生成の照射量依存性について考察した。
吉田 英一; 青砥 紀身; 平川 康; 田所 裕
JNC TN9400 2000-024, 42 Pages, 1999/10
大気環境中へのナトリウム漏えい燃焼時における炭素鋼SM400B-JIS G3106(床ライナ材等)の腐食減肉評価の信頼性を高めることを目的に、腐食速度評価線の見直しを行った。見直しは、ナトリウム漏えい燃焼環境のひとつである溶融塩型腐食(NaOH-NaO系)について、現行腐食減肉速度評価線の策定後に追加・取得された実験データ(550900C)を用いて実施した。実験結果に基づき、以下のような考え方で評価を行った。(1)NaOH-NaO系の環境中では、炭素鋼の腐食量は時間に比例して増大した。このため、直線則として評価した。(2)腐食減肉速度への実験雰囲気(大気、不活性ガス)や試薬攪拌の明瞭な影響は、認められなかったため、同等に取り扱い評価した。(3)腐食減肉速度は一定NaO濃度以下になると、低下する傾向がみられた。このため、実験中におけるNaO濃度は、Fe(炭素鋼試験片)とNaOとの支配的な反応を維持するために必要な限界濃度以上であることとした。評価の結果、追加されたデータ点数は67点となり、現行評価線に用いた評価データ38点を加えると、合計105点となった。105点を用いてArrhenius Typeで整理し、統計的な評価を行い、以下の腐食減肉速度評価式を得た。CR=C・exp(-Q/RT)ここで、CR:腐食減肉速度,mm/hC:定数Q:活性化エネルギ, cal/molR:気体定数, 1.986cal/mol kT:絶対温度, KQ=9.61kcal/molC=148.29(平均), 262.11(99%信頼上限), 83.90(99%信頼下限)
荒井 康夫; 岩井 孝; 中島 邦久; 白井 理; 笹山 龍雄; 塩沢 憲一; 鈴木 康文
JAERI-Tech 97-002, 45 Pages, 1997/01
アクチニド窒化物の溶融塩電解と実験用アクチニド合金試料の調製を主な使用目的とするアルゴンガス雰囲気グローブボックス並びに内装機器を製作した。グローブボックスは、アクチニドを安全に取り扱うことに加えて、反応性に富む窒化物や合金試料、さらには塩化物溶融塩等を組成変化なしに取り扱うために、良好な負圧維持機能を有するとともに、高純度の不活性ガス雰囲気を確保することに重点をおいて設計、製作した。主要な内装機器として、溶融塩電解装置、電極処理装置、電解試験装置、アーク溶解炉、試料焼鈍装置及び熱量測定装置を上記グローブボックス内に格納した。これらについても、それぞれの実験目的に合致した諸性能を有していることを確認した。
小原 浩史*; 五十嵐 登*
PNC TJ8164 96-009, 261 Pages, 1996/09
沸騰水型原子炉(Boiling Water Reactor,BWR)商用炉で照射した使用済み燃料被覆管せん断片(ハル)を不活性ガス気流中で圧縮・減容し、発生するジルカロイ微粒子(ファイン)及び気中に移行する放射性核種に係わるデータの取得試験を実施し、以下のような結果を得た。(1)酸洗浄後のハルの内面には、ウラン、セシウム等の核分裂生成物が付着している領域が認められた。(2)ハル外表面最大酸化膜厚さは3060mで、文献データと同等の範囲であった。(3)ハルの圧縮時に発生したファイン重量は約0.20.3gで、圧縮したハルの重量(約3233g)の0.51.0wt%であり、燃焼度の増加に伴なって多くなる傾向が認められた。(4)3233gのハルを圧縮した時に気中に移行したファインの重量は、1mg以下であった。(5)ハルの圧縮時に発生したファインの粒径は1m以下のものから100m以下のものまで観察された。発生したファインの粒径は1m以下のものから100m以上のものまで観察された。発生したファインの粒径別個数頻度では10m以下のものが大半であった。(6)電子線微小分析装置(Electori Probe Micro Analyzer,EPMA)による観察結果では、ファインは全て酸化物と推定された。(7)ハル中のトリチウムの吸蔵量を、ORIGEN-2コードを用いた計算による燃料中の生成量の60%と仮定した時、ハルの圧縮時に気中に移行するトリチウム量は、圧縮したハルのトリチウムの吸蔵量の10^-3%以下であったが、燃焼度の燃焼度の増加に伴なってわずかに大きくなる傾向が認められた。
有賀 武夫; 高村 三郎*; 仲田 清智*; 伊藤 泰男*
Applied Surface Science, 85(2), p.229 - 238, 1995/01
被引用回数:11 パーセンタイル:57.88(Chemistry, Physical)ステンレス鋼中の照射欠陥の挙動に及ぼす不活性ガス原子の影響を調べる目的でArイオンを照射した316ステンレス鋼中の空孔型欠陥濃度の深さ分布を、陽電子消滅線スペクトルの形状因子Sパラメータの最小二乗フィットによって求め、結果を注入原子分布および添加したTiとの関係で検討した。室温で250keVのArイオンを7.510/mまで照射したままの試料中の欠陥分布は、計算による損傷ピークの深さ(~120nm)の3倍の深さで濃度が最大となる。1253Kで0.5hの焼鈍後イオンの平均飛程付近に欠陥濃度のピークが現れ、これはAr気泡によるものと認められる。Tiを0.3wt・%添加した試料では飛程近くには、1073Kの焼鈍ではピークは現れず、Tiの添加によりArを核とする空孔の集積は抑制されたことが、陽電子消滅法を用いた実験から明らかになった。
半田 宗男; 高橋 一郎; 渡辺 斉
JAERI-M 82-042, 14 Pages, 1982/05
(U.Pu)Cの予備試験として、UCペレットからの高温放出ガスを高温実験装置により定量し、同装置が所定の性能を有していることを確認した。本装置のガス抽出ラインの途中には、Puを包蔵するための新機構ガスライン・フィルタを設置した。このフィルタは、加熱脱ガス処理をして空試験値を十分小さく抑えることができ、かつ、その性能が保持される。種々な雰囲気中に露出したUCペレットからの高温放出ガス量は、大気中に168時間放置した場合で約20l/g、アルゴンガス中(HO≒50、O≒10ppm)3時間では、約10l/gであり、UCの化学的安定性から予想された値よりも、はるかに小さかった。高温放出ガスの主成分は、水素(75~80%)、一酸化炭素(12~20%)およびメタン(最大で5.5%)であった。これらの結果から、(U.Pu)C燃料ピン製作グローブボックスの雰囲気は、ワンススルー方式によるアルゴンガスで良いことを明らかにした。
半田 宗男; 前多 厚; 矢幡 胤昭
JAERI-M 8406, 12 Pages, 1979/08
分析前の試料の酸素汚染を最小限に抑えることができる新試料調整法を開発した。酸素の定量は不活性ガス融解-電量法により行った。三種類のウランプルトニウム混合炭化物について粉砕に伴う酸素汚染、酸素汚染を差引いた眞の酸素含有値、薄片試料を用いたときの酸素の抽出率を測定した。炭素熱還元法で調整した32種類のウラン・プルトニウム混合炭化物中の酸素の定常分析を変動係数の平均値1.6%の高精度で行うことができた。
半田 宗男; 前多 厚; 矢幡 胤昭; 星野 昭
日本原子力学会誌, 21(9), p.738 - 743, 1979/00
被引用回数:0高速炉用新型燃料の化学分析ラインの性能試験の一つとして炭化ウラン中の酸素の定量を行った。分析前の試料の酸化を最小限に抑えるため、高純度アルゴン雰囲気グローブボックス内で、燃料ペレットを粉砕、秤量し、速やかに白金カプセルに油圧を利用して気密圧封する方法を採用した。酸素の定量は、不活性ガス融解-電量法で行った。本酸素定量法により、炭化物燃料中の0.1~0.6%の酸素の定量を変動係数1~2%の高精度で行えることが分かった。
福島 奨; 阿部 治郎; 高橋 一郎; 前多 厚; 渡辺 斉
JAERI-M 7528, 52 Pages, 1978/02
U-Pu混合炭化物系燃料物質の酸素、窒素、炭素分析用試料を取扱うためのアルゴンガス雰囲気グローブボックスを設計、製作した。本装置ではPuを安全に取扱うことに加えて、分析試料を酸素、水分による組成変化なく取扱うために高純度アルゴンガス雰囲気を保持することに重点を置いて設計した。グローブボックスの酸素、水分漏洩率はそれぞれ6.110,3.110atm.CC/secであった。これら不純物漏洩は主としてハイパロン製グローブ4双からの透過に起因するものであった。グローブボックス雰囲気ガスの純度は酸素、水分ともに1ppm以下を保持することができた。このボックス内に5時間露出した炭化ウラン粉末では、炭素含有量が7.510wt%減少し、酸素含有量は1.010wt%増大した。この程度の組成変化は分析精度からみれば無視できる。
星野 昭; 磯 修一
分析化学, 25(9), p.578 - 581, 1976/09
水素化ジルコニウムおよびウラン-水素化ジルコニウム中の水素を定量するため、ヘリウムキャリヤーと共に固相から水素を抽出し、重量分析する方法を検討した。抽出温度を800Cにした時、ウラン-水素化ジルコニウム中の水素はほとんど抽出できなかった。しかし、1000~1250Cにすると抽出が定量的になったため、水素抽出温度を1200Cときめた。1200Cで抽出時間を検討した結果、20分で水素を抽出できることがわかった。ジルコニウムに水素を吸収させ、その増量から求めた水素と、検討した抽出条件で定量した水素を比較した結果、回収率は100.31.1%であった。2種類の水素化ジルコニウム(粉末、塊)とウラン-水素化ジルコニウム中の水素定量結果はそれぞれ1.950.05wt%,2.120.02wt%,1.490.02wt%(いずれもn=7)であった。
川崎 了
材料化学, 13(3-4), p.90 - 95, 1976/04
原子炉材料中の不活性ガス拡散について総説した。不活性ガスは固体中への溶解度が非常に小さいので、固体中では析出してガス気泡を作るが、この気泡は指数の小さな結晶面で囲まれた多面体になる。したがって拡散機構は気泡表面の或る結晶面の素地原子が表面拡散で他の結晶面に移ることになる。気泡として観察されない状態での拡散は実験結果はまちまちで、且つ不明な点が多い。不活性ガス移動の駆動力についても考察した。
福島 奨; 笹山 龍雄; 鈴木 康文; 渡辺 斉
JAERI-M 5599, 43 Pages, 1974/03
U-Pu混合炭化物系燃料を取扱う不活性ガス雰囲気グローブボックスを設計し製作した。本装置はグローブポート4双と耐真空型エアーロックを備えたステンレス鋼製ボックスのほか、ガス循環精製系、酸素および水分測定系、自動圧力制御系および安全警報系から構成されている。本装置は装置外へのPu漏洩を防止するため常時負圧で運転される。雰囲気ガスの純度はグローブボックスのリーク率および精製能力に依存するので、本装置の設計条件としてはボックスのリーク率を1lusec以下に抑え、また酸素、水分の除去剤としてニッケル触媒床とモレキュラシーブ床の組合わせを用いた。その結果、ボックスの換気回数が20回/hrのとき雰囲気ガス中の酸素、水分濃度はともに1ppm以下に保持することができた。常時グローブ作業においてグローブボックス内圧は-3020mmAqの範囲内に制御された。
栗原 正義
日本原子力学会誌, 15(3), p.145 - 164, 1973/03
本報は日本原子力学会誌編集委が企画した「エンクロージュアに関する特集」の1編としてPu研究開発施設についてのべたものである。内容は昨秋保健物理分科会が主催したシンポジウム「わが国におけるエンクロージュア技術の現状と問題」において筆者がのべた予稿に基づいている。原研におけるPu取扱い用グローブボックスの現状と問題点(グローブ、ボックス材料、構造、安全性など)、さらに燃料研究棟に設置する不活性ガス雰囲気グローブボックスの設計概念をのべた。また、使用ずみグローブボックスの廃棄と今後のグローブボックス基準についてもふれた。
春山 諦之*; 渡辺 賢寿; 栗原 正義
原子力工業, 18(11), p.82 - 87, 1972/11
本報は原子力工業所載のグローブボックス工学講座第6回、グローブボックスの補機その2としてまとめられたものである。1.グローブボックスにおける物品の移送、給電、給水およびガス供給などの方法、2.グローブボックスを操作する主要な部分であり、放射線防護上もっとも安全でなければならないグローブがもつべき不可欠な条件、3.最近、とくに要請されているグローブボックスを不活性ガス雰囲気とする方法、以上の3項について概説した。各項目は1.春山、2.渡辺、3.栗原によって分担執筆された。
岩田 孟; 北村 暁
no journal, ,
過飽和法と未飽和法を用いて雰囲気制御下でのNb(V)の溶解度を測定した。これまでに得られた結果では、過飽和法と未飽和法の間で、Nbの溶解度に顕著な差が観測され、高pH領域において、コロイドによる影響は観測されなかった。これらの結果について、既存の熱力学データとの比較を行った。